アントニオ・カルロスジョビン
10時ぐらいに寝ちゃって、目が覚めたら午前2時。
テレビをつけるとBSのジャズセレクションでステファン・グラッペリをやってました。
久しぶりに彼の演奏を聞きましたが、やっぱり良いですね。(かっこつけやがって、とか言わないでください。ホントに良いんだってば。一度聞いてみてよ。)
彼は既に他界しているけど、彼と張れるようなジャズ・バイオリニストはまだちょっと出てきてないんじゃないかな。(そんなに詳しくはないからもしかしたらいるのかもしれないけど。)
本当に、粋なオヤジなんだよ。全然カッコつけてないのにカッコイイ事をさらりとやっちゃってる。
少し語弊があるけれど、彼は音楽に余り哲学を乗せない人なんだ。「こんな感じにしてみたんだけど、どう?イイ感じじゃない?」と言うように軽く弾いてくれる。こっちも余り難しいこと考えずに「お、イイね。」と軽く答えられる。公園のベンチで演ってたんで、暫く立ち止まって聞いてた、そういうスタンスで臨める音楽を彼は演れる。
カッコイイなぁ、と僕は紅茶をすすりながら思う。僕はそういうオヤジが大好きだ。