大晦日

 父親が『たけしのTVタックル』を見続けていました。。。お陰でマサト戦全く見れず。ウチの父親はそんなにフライング・ヒューマノイドにいて欲しいのか(何か南米とかの空飛んでる奴らしい)。

 こないだ書いたassocieとSPA!の違いについて、仕事とアフターファイブというより、建前と本音、ビジネスマンとサラリーマンの違いだと先生から指摘を受けた。なるほど・・・。
 ちなみにここで言うビジネスマンは、ビジネスを能動的に創る人のことで、サラリーマンは給料を貰うために受動的に仕事をしている人のこと(で良いかな)。
 もちろん金銭を得ることはビジネスの大きな目的の一つなので、ビジネスマンが全くサラリーを度外視している人なわけでは無いんだけれど、少なくともビジネスマンといえる人は仕事を通じて何らかの自己実現をしようとしている人で、それに対してサラリーマンはその様なモチベーションなく給料のためだけに仕事をこなしている人、ということだろう。確かにassocieの記事には「如何にスキルアップを果たすか」とか「会社でリーダーシップを取るためにはどうすれば良いか」というような記事が目立つ。一方SPA!では仕事関係の記事にしても「この業界だと30でこのぐらいの給料だ」とか「転職すると給料はこう変化する」というような記事が目立つ。
 建前と本音については、少なくともSPA!はサラリーマンの本当の欲求を満たす記事を提示しようとしている。associeが建前かどうかはちょっと疑問だけれど、あそこに書いてあることを実践しようとするとかなりストイックにならざるを得ないのは確か。そこはassocieの問題点なんだろうな。スーパーな人たちを例に出して「同じようにやってください」って言っても普通の人はやる気にならない。(実際に可能かどうかは別。)それを普通の人用にブレイクダウンさせる努力がもうちょっとあると良いなぁ。
 自分の中で整理すると
【ターゲット】SPA!=若手会社員 associe=若手会社員
【主な記事の内容】SPA!=仕事関連、仕事以外(アフターファイブ・ゴシップなど) associe=仕事関連
【記事の視点】SPA!=本音ベース。人に聞けないようなことを読者にこっそり教えよう、という感じ。
associe=給料関係の記事は殆ど無し。自己実現スキルアップ重視。
【言ってることの質(独断と偏見)】
SPA!=マニュアル的。それは違うだろ!ってことも多い。難しいことは間単に済まそうとする。
associe=マニュアル的。読者に実行が大変なことでもサラリと勧める。社長のコーナーとかは建前が多い。
てな感じかな。
 それにしても、最近のマニュアル志向は度が過ぎているような気がする。大切なのはマニュアルの裏側にある心得みたいなもんなのではないだろうか。マニュアルは読んで理解するのは手っ取り早いけれど、そもそも何故正しいのか(どんな心得に基づいてるものなのか)きちんと理解しないと殆ど役に立たない気がする。応用力が落ちるし、SPA!に書いてあるようなマニュアルなら、そのまま実践しても恐らく似たようなことしてる奴が大勢いるので差がつかない。そこら辺は皆うすうす気付いてるんじゃないだろうか。そろそろ、『脱マニュアル論』みたいな本が出ると売れるんじゃないかと思う今日この頃。